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システム監査をしっかり行うことはトラブル対策に繋がる
システム監査をしっかり行うことはトラブル対策に繋がります。
これは事実ですが、この事実を逆に解釈する人が多いのでまずそれははっきりと注意しておかなければなりません。
どういうことかというと、監査をしっかりしていればトラブルは防げるはずなのだから、もし何かトラブルが起きたのならそれは監査が悪いという論理です。
これは明らかな間違いであり、監査にそのようなことを求めるのはお門違いですから肝に命じておきましょう。
システム監査は、トラブルが起きやすそうなところやリスクが高そうなところに重点を置いて確認するのが普通です。
普通というか、それが監査の常道といって良いでしょう。
ですから、力量の高い監査担当者であれば、これは気付かれずに放置されると後々のトラブルに繋がることになったかもしれないという箇所を、あまりスキルレベルの高くない監査担当者よりはうまく見出す可能性が高くなります。
そういう意味でトラブル対策に繋がるということです。
システム監査に役立つツール
企業内でシステムの停止やスループットの減衰によるトラブルの発生は迅速に対応しなければなりません。
それを実現していくためにもシステム監査は重要な意味をなします。
特にサーバーの停止はなんとしてでも避けなければならず、サーバーの可用性を高めるためにも、無停電電源装置の実装やサーバーの二重化などの対策を徹底しておく必要があります。
システム監査ではこのような技術的なインシデントの発生だけでなく、人為的な問題についてもフォローしており、特に企業内で発生する人為的な個人情報の流出などについても対応しています。
企業内での不正行為による情報流出のリスクを低減させるためにも、鍵の管理を複数人で分けて行ったり、データのアクセス権の適切な振り分けなどもシステム監査で調査する項目の一つになります。
特に鍵の管理を不適切に行っていると、追跡することすら困難になってしまうのです。
監査ではトラブルのリスクを低減させるためにも、これらのセキュリティ対策においても徹底して対応しています。